【仕事術】飲食で働く私の余白を生むためのセブンルール

今日は私のセブンルール

「毎日タスクに追われて、どれだけ頑張っても定時に帰れない….」
「自分の仕事をしようとした瞬間に別の用事が入って、全然前に進まない…..」

特にリーダーや管理職など、ある程度のポジションを任されるようになると、状況は一気に複雑になります。

私が身を置く飲食の現場もまさにそうですが、自分の業務だけでなく、人の管理や突発的なトラブル対応が次々と割り込み、気づけば自分の時間は後回し。かつての私も、その渦中で焦る毎日を送っていました。

でも、早く帰るために必要なのは、気合でも根性でもありません。

押し寄せる大量のタスクに振り回されず、「これは本当に今やるべきか?」と当たり前を疑い、順番に整理して減らしていくこと。そして、動き出す前の「仕組み」と「状態作り」を整え、さっさと終わらせることです。

今回は、私が仕事をしながら身につけた日々現場で実践している

「早く終わらせて、早く帰る」ための時間捻出術をお伝えします

仕事にコントロールされずに「自分のための余白」を作る参考になればうれしいです◎
(※凄く長ーーーーーくなってしまったので、気になるところから読んでみてください!)

【仕組み】脳内の整理(ルール1~3)

まずは、実際に体を動かす前の「脳内セット」から。ここをすっきり整理しておかないと、どれだけ早く動いても仕事に追われ続けます。

ルール1:”日々の当たり前”を疑う(やらなくていいことはしない)

実は、これが7つの中で1番難しく、最も重要なルールかもしれません。個人的にも、この考え方が腹に落ちて身につくまでには結構な時間がかかりました。

ここで大切にしているのは、目の前のタスクに対して常に3つの問いを投げかけることです。

「これ、私じゃなきゃいけない?」(▶︎ 仕組み化すれば、他のメンバーにお願いできるのでは?)
「これ、人間がやらなきゃいけない?」(▶︎ 今の時代、ツールやAIに任せられるのでは?)
「そもそも、やらなきゃいけない?」(▶︎ やめてしまっても、誰も困らないのでは?)

普段何気なく「そういうものだから」と繰り返しているルーティンを、一度立ち止まって疑ってみる。

たとえば、私が身を置く現場でも、こんな風に見直していきました。

「毎日の発注業務、本当に社員がやるべき?」 

→ 「最低これだけあればOK」という定数を決めて、基準を明確に。数さえ合っていれば、誰でも迷わずできる仕組みにしたことで、自分の手から完全に離すことができました。

「日々の営業報告、本当にいる?」 

→ 「書いても見返さない。翌年の参考にもならない」と気づいたものは、思い切って廃止、または必要最低限の数値報告だけに簡略化。これだけで、営業後の無駄なデスクワークがごっそり消えました。

「これまでやってきたから」という理由だけで時間をかけ続けるのは、もうやめましょう。

普段の当たり前を常に問いかけ、無駄を削ぎ落としていく。この「引き算の思考」こそが、すべての仕組み作りの土台になります。

ルール2:始まったら、終わりを考える

一瞬「どういうこと?」と戸惑うルールかもしれません。 実は、この考え方は私のかつての上司から教わったものです。

「営業が始まったら、帰ることを考えろ」

最初にこれを聞いたとき、私は正直「は???」と思いました(笑)。 これからお店を開けて、忙しい営業時間が始まるっていう瞬間に「帰ることを考えろ」なんて、この人は一体何を言っているんだ?というのが本音でした。

ですが、経験を重ねた今なら、その言葉の本質が少し分かったような気がします。

私なりに噛み砕くと、こういうことです。 「やるべき準備が完璧にできていれば、料理は最速で提供できる。そして、一日の終わり(締め作業)に何をするかも毎日決まりきっている。だったら、最初からそこをゴールに見据えて、先回りしてできる片付けや準備(仕掛け)を、営業中からどんどん進めておけばいい。

要するに、
「毎日ゴール(終わりの状態)は分かっているのだから、そこに向かって最初から最速で逆算して動こう」
ということです。

どんな仕事にも、必ず「終わりの時間」と「理想の終わりの状態」があります。 イレギュラーは多少あれど、大枠のゴールは変わりません。

「始まったら、終わりを考える(=ゴールから逆算して、先回りして仕掛ける)」。 これが、ダラダラと残業せずに、さっさと定時で帰るための2つ目のルールです。

ルール3:制限時間は、想定より早く設定する

このルールは、ルール2(終わりを考える)とセットで使っています。 そして、この仕組みの面白いところは、自分1人だけでなく「周囲のメンバーも巻き込んで実践している」という点です。

飲食の現場ではアルバイトスタッフの存在が欠かせません。しかし、どうしてもその日の体調や気分によって作業スピードにムラが出てしまいます。そんな時でも、チーム全体が常に高いパフォーマンスを維持するために、あえて「少しタイトな制限時間」を設定するのです。

たとえば、23時退勤予定の子がいたとします。 私はシフトが始まった瞬間に、こう問いかけます。

「今日、何時に終わらせる?」

大体の子は「うーん、23時ですかね〜」と答えてくれます。
そこですかさず、こう返します。

じゃあ、22時45分を目標に頑張ってみよう!

ポイントは、出勤して即伝えること。まだ体が動き出す前のまっさらな脳内に、あらかじめ“22:45”というゴールを仕込んでおくのです。

そこからは営業中、都度「時間間に合いそう!?行ける!?」と声をかけ、とにかくゲームのように煽りまくります(笑)。

そうすると、自分もスタッフも自然と体が急ぎモードになります。最初の頃はギリギリ間に合わなくても、繰り返すうちに体が慣れてスピードが上がっていく。いつの間にかメンバー全員がゲーム感覚で楽しんで取り組んでくれるようになります。

これぞ、心理学でいう「締め切り効果(デッドライン効果)」です。

しかもこれ、本当にいいことづくしなんです。

  • メンバーの作業効率が爆上がりする
  • お店の「人件費」が下がる
  • スタッフも早く帰れるので電気代も削減!
  • そして何より、自分自身が一番早く帰れる!

もし目標時間に間に合わなくても、絶対に叱ることはしません。

「あー、惜しかったね!笑 何が上手くいかなかった?次はこうしてみようか!」と、
ゲームで次のステージに挑むよう前向きにフィードバックする。

この「ゲーム感覚のタイムアタック」を取り入れたおかげで、今の私のチームは目に見えて良い成果が出始めています。

少し高めのハードル(制限時間)を、最初にセットして巻き込む」。 これが、チーム全体の生産性をブーストさせる3つ目のルールです。

【動き方】Let’s try(ルール4~5)

脳内の整理ができたら、次は実践です。現場で具体的に「どう体を動かしてスピードを最大化するか」を解説します。

ルール4:遠いところからやる(外堀から埋める)

これは、私がまだ自分の仕事量をさばききれず、とにかく必死に試行錯誤していた時期に行き着いた考え方です。
これはいわば、「自分が忘れそうなこと、視界から遠いところから先に完遂していく」というルールです。

営業終わり、クタクタに疲れているときに、

 「あーーー、まだあそこやってなかったじゃん……」 と、やり残しに気づく瞬間って本当に絶望しますよね。あの、思考のエネルギーを一気に奪われる感じがとにかく大嫌いだったんです。

そこで、自分の「脳のクセ」を逆手に取ることにしました。

私にとって、キッチンは一番落ち着く自分のテリトリーです。だから、大好きな料理の仕込みや、早く帰るために絶対に避けて通れない皿洗いは、後回しにしても忘れるはずがないし、最後に残しても秒速で片付けられる確信がありました。

だからこそ、あえて逆から動きます。

まず、視界から一番遠い「ホール」を先に終わらせる。

絶対にミスが許されない、でも忘れがちな「レジ締め」を先にやってしまう

洗い物が多すぎるなら、一旦キッチンを完全にクローズしてから、一気に皿洗いに集中する。

こうして、自分の「死角」にあるタスクや、心理的に負担になるデカいタスク(外堀)を先に潰しておきます。

すると、最後に残るのは自分が一番得意で、何があっても忘れないタスクだけ。精神的なゆとりが全く違うので、最後までエネルギーを切らさずに駆け抜けることができます。

自分の得意なことは、最後に残しても最速で片付けられる」 自分の特性を信じて、あえて死角(遠いところ)から仕留めていく。これが、営業終わりの絶望をゼロにする4つ目のルールです。

ルール5:いつでも、常に最高速(早くできることは早くやる)

このルールは、7つの中でいちばんシンプルです。
文字通り、「いつでも、常に自分の最高速」で動く。ただそれだけです。

「いやいや、それができたら苦労しないでしょ」と思うかもしれません。
でも、ちょっと想像してみてください。

仕事が終わったあとに、大好きな人とデートに行く
翌日の朝早くから、ずっと楽しみにしていた旅行に行く

こういう予定がある人って、信じられないくらい超スピードで仕事を終えてませんか?(笑)

「なんでそんな時だけ爆速で仕事片付けられるねん!」と、ツッコミたくなりますが、
要するに私たちは、やろうと思えばそれだけのスピードを出せるポテンシャルをすでに持っているということです。

だったら、その”デートの日のスピード”を、普段から当たり前の基準にしてしまおう
それがこのルールです。

ルール3の「時間設定」とも似ていますが、人間の処理スピードが突然変異で一気に早くなることはありません。

だからこそ、日々の営業中に「今の自分の動き、本当に最速?」「あと3秒縮めるにはどう動けばいい?」と、自分の身体に常に問いかけ、物理的なスピードを少しずつ、少しずつ上げていきます

歩く速度をほんの少し上げる

目の前のものを置く動作を1秒早くする

迷う時間をゼロにして、体から先に動かす

こうした毎日の小さな「最高速の意識」が、複利のように積み重なって、気づけば周りが追いつけないほどの圧倒的なスピードへと進化していきます。

常にトップギアで動くことを、自分の『普通』にする」 これが、物理的に時間をこじ開けていく5つ目のルールです。

【状態作り】環境作り(ルール6~7)

最後は、どんなに忙しいときでもパフォーマンスを落とさず、頭をクリアに保つための「環境とメンタル」の整え方です。

ルール6:常にやりやすい状態を作る(視覚情報を減らす)

このルールは、少し心理学的なアプローチです。 みなさんは「選択のパラドックス(決定回避の法則)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

人間は、選択肢が多すぎると「どれを選べばいいか分からない!」と脳がフリーズしてしまい、逆に何も選べなくなってしまうという法則です。(有名な「30種類のジャムと5種類のジャム、どちらが売れたか」という実験ですね。気になる方はぜひ調べてみてください!)

これ、実は仕事の生産性にもまったく同じことが言えます。

要するに、目の前にモノや情報が多すぎると、脳の処理スピードが落ちて非効率になるということです。

忙しい飲食の現場でも、本当によくあります。 「あれもこれも仕込まなきゃ!」と、食材や器具をキッチンの上にドサッと出し並べてしまう。すると、結局作業スペースが狭くなって動きづらくなり、「ええと、次はどれだっけ……?」と一瞬手が止まってしまうのです。

だからこそ、私はこう心がけています。

今やることに関係ないモノは、すべてしまって視界から消す。必要な時に、必要なモノだけを出す。

忙しいときほど、片付けや整理を「後回し」にしたくなりますよね。でも、実は「忙しいときほど、視覚ノイズをゼロにすること」が最重要なのです。

使う道具は1つだけ、目の前にある食材も1つだけ。 脳に余計な情報を与えず、「目の前のこれだけに集中すればいい」という極限までシンプルな状態を作ってあげる。そうすることで、迷う時間がゼロになり、圧倒的なスピードが生まれます。

洗練された人の部屋はいつでも綺麗ですし一流と呼ばれるお店ほど、お客様から見える場所はもちろん、作業場にも余計なモノが一切置かれていません。

「脳のフリーズを防ぐために、視界をシンプルに保つ」。 これが、どんなに忙しくても高いパフォーマンスを維持するための6つ目のルールです。

ルール7:マルチタスクはしない(メリハリとモノタスク)

これが最後のルールです。 ルール6(視覚情報を減らす)とも深く繋がりますが、
本質は「いろいろと削ぎ落として、目の前のやるべきこと1つに集中する。できないことは、最初からしない」ということです。

よく「仕事ができる人は、いくつものタスクを同時にこなしている(マルチタスク)」と思われがちです。

でも、ある本で「人間の脳は構造上、基本的にマルチタスクができない(モノタスク向き)」という話を読みました。

それを知ったとき、私は「『自分は例外で、器用にマルチタスクができるはず……』という淡い幻想なんか、さっさと捨てよう!」と決めました。どうせ人間、一度に1つのことしかできないのだから、1個ずつ確実に片付けたほうが圧倒的に早いのです。まさに「思考の断捨離」ですね。

そして、このルールを実行する上で大切にしている「メリハリ(集中力の維持)」の秘訣があります。

実はこれ、オリラジのあっちゃんが昔、アメトーークの受験芸人だったかで、話したアイデアを応用しています。それは、「勉強する教科を都度変えることで、脳を飽きさせずに一生勉強し続ける」という、少々ぶっ飛んだ手法でした。

これを、私は現場の作業に落とし込んでいます。

「仕込みの作業がちょっと滞ってきたから、頭を切り替えて先に賄いを作ろう」

「ずっと食材を切っていて手が疲れたから、次は体を使う洗い物にスイッチしよう」

やっている作業は変わっていますが、手が止まっている時間は1秒もありません。仕事は常に前へと進み続けています。

「休む」ことでメリハリをつけるのではなく、「使う脳や筋肉、タスクをスイッチする」ことで、集中力を切らさずに最速でゴールまで駆け抜ける

やるべきことを1つに絞り、リズム良くスイッチしながら進めていく。これが、私の1日を最速で完結させる7つ目のルールです。

まとめ:すべては「自分のための余白」を作るために

いかがだったでしょうか?

今回は、私が日々の現場で実践している「早く終わらせて、早く帰る」ためのセブンルールをご紹介しました。

最後にもう一度、7つのルールを振り返ってみましょう。

構成 早く帰るためのセブンルール
1. 【仕組み】脳内の整理 ルール1:”日々の当たり前”を疑う
ルール2:始まったら、終わりを考える
ルール3:制限時間は、想定より早く設定する
2. 【動き方】Let’s try ルール4:遠いところからやる(外堀から埋める)
ルール5:いつでも、常に最高速
3. 【状態作り】環境作り ルール6:常にやりやすい状態を作る(視覚情報を減らす)
ルール7:マルチタスクはしない(メリハリとモノタスク)

こうして並べてみると、すべてのルールに共通しているのは

無駄を徹底的に削ぎ落とし、目の前の1つに全力を注ぐという、極めてシンプルな引き算の思考(断捨離)です。

最初にお伝えした通り、私たちは日々、自分の思い通りにいかない突発的なトラブルや割り込み仕事に囲まれて生きています。

だからこそ、「仕事を自分でコントロールする」ことがとても大事だと考えています。

こんなにも仕事を早く終わらせるのは、単に「楽をしたいから」ではありません。

正直、残業代も減るし、経済的にはマイナスな側面もあります。

でも早く終わらせて早く帰ることで、大好きな本を読んだり、美味しいものを食べたり、大切な人と過ごしたり、あるいは何もしない時間を作る。
そんな「自分のための余白を作り、楽しむことこそ人生には意味がある」と考えているからです。

仕事が人生ではなく、仕事はあくまで人生の一部。

楽しんでこそ人生に意味があると考えている私には、このセブンルールはなくてはならないものです。

ここまで読んでくださり参考にしようと思ってくださる方、本当にありがとうございます。
ただ、いきなりすべてを完璧にやる必要はないと思います。 まずは今日の仕事で、
これ、本当に私がやらなきゃいけない?」と、目の前の当たり前を1つ疑ってみることから始めてみませんか?

読んでくれたあなたの毎日に、心地いい余白が生まれることを応援しています。

あとがき

ここまで読んでくださってありがとうございます。

ろっきーです。

大変長ーーーーーくなってしまいました🙏
読んでくださった方本当にありがとうございます。

ここまで読んでいただけているのか?正直不安ではありますが、私が普段どんな思考で仕事に取り組んでいるのか、をダイレクトに感じていただけたのではないかと思います。

少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

次回以降も私が身につけた”飲食での仕事術”(アルバイトの子との関わりやメニュー開発の裏側など)をまとめていこうと思います。

興味がありましたら、またふらっと見に来てもらえると嬉しいです。

それでは、また👋

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