今回は、最近おすすめの本のお話。
佐久間宣行のずるい仕事術 ~ 僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた~
著:佐久間宣行
本当に読みやすくてわかりやすくてめちゃくちゃいい本でした。
端的にいうと、会社員として生き抜く術を様々な角度から教えてくれる本です!!
友人にも同僚にも勧めたい、もしくは貸したくなるような本だなと感じました。
僕の本の読み進め方で良いな!って思ったところは折り目をつけるタイプなんですが、
62項目のうち16箇所の折り目をつけてました。いつもは多くて5~6箇所なので
それくらい良い本だと思います◎
その中でも特に会社員の方、
更に限定すると20代の会社員の方、必見です!と言えるくらい
組織の中での立ち回りやそもそもの仕事への姿勢、チームやマネジメントなど細かく書いてあり勉強になりました。
その中でも今回特にグッときた個人的ポイントをいくつかご紹介します!
個人的グッとポイント
- コミュニケーションは「最短距離」より「平らな道」
- 「ちょっと無理」する
- 「問題児」には先手を打つ
- 「掛け合わせ法」
- インプットし続ける
コミュニケーションは「最短距離」より「平らな道」
言いたいことがあるときは、伝え方に気をつけよう。じゃあ、どうすればいいか。
そんなときは自分を下げよう。
「誰でもつくれる番組より、僕にしかできない番組をつくったほうが会社の利益になりませんか?」
でも、あるとき気がついた。
こんな態度じゃ、いつまで経っても会社と仲良くできない。
そこで、言い方を変えることにした。
「僕はゴールデンの番組をつくるのが苦手なんです。全然、企画を思いつきません。
だからそれは得意な方にやっていただいて、僕は自分なりに精いっぱい、会社に貢献できる仕事をさせてもらいたいです」
言っていることは同じだけれど、それ以来、パタッと打診は止んだ。
ほんとうになにも言われなくなったのだ。
自分の意思や考えをもちつつ相手に”伝える”ことが改めて大切というのに気付かされます。自分の”伝え方”と相手に対する”伝わり方”は同じ言葉でも違うし、伝えるタイミングでも異なってきますよね。
少々回りくどく感じても、自分の思いも含めて平坦に伝えることが大切なんだなと強く感じました。
「ちょっと無理」する
だからまだ得意がわからない人は、むずかしめの仕事にどんどん手を挙げるといい。
「やってみる?」と振られた仕事も、ひとまず引き受けてみればいい。
その理由は2つ。
自分の得意、不得意を知ることができるから。
社内に顔を売ることができるから、だ。
(中略)こうした背伸びやチャレンジは、できれば、20代~30代前半までにたくさん経験しておきたい。
チャレンジは、すればするほど「自分の解像度」が上がっていく。
テーマである”ちょっと”無理をするという表現が、ハードルをぐんっと下げてくれている気がしてとても好きです。チャレンジというと意を決してみたいな気がするんですが、そうじゃないんですよね。
また、自分を知るために色々な仕事をやるというのは確かに大切だなと感じました。
ましてや体力があってミスが許されやすい若い頃に壁を隔てず色々とやってみよう!と感じました。私自身に火を灯してくれたということでグッとポイントに選ばせていただきました。
「問題児」には先手を打つ
チームにチームクラッシャーになりかねない問題児がいるときは、事前の「封じ込め」作戦が効果を上げる。
これは先手を打って、不正解な行動は「ダサい」という空気をチーム内につくってしまうというものだ。
たとえば僕は、新しい現場に入るたびに「キレる人はキャパシティが狭い。仕事ができないこととイコールだ」
と口に出しまくっていた。怒りでまわりをコントロールしようとする人を、先手を打って言葉で封じる作戦だ。
封じ込め作戦にはもう一つある。
「嫌なヤツ」の話をねつ造する方法だ。
「前の現場にはこんなことでキレた人がいて、ほんとダサかったし困った」
「あの局には理不尽をまき散らすディレクターがいて、だれにも慕われてないらしい」
架空の悪役やエピソードをでっちあげて、「われわれのチームにはそういう人はいないですよね」と事前の圧をかける。
そうすると、同じ轍は踏まないようにしてくれるので、おどろくほど平和な現場になっていく。
どちらの方法も読んでるだけで効果がありそう!と思えるということでグッとポイントです。問題が起きる前に予め対処しておくことで円滑に物事を進められる、すごいマネジメントだなと感じました。
自分自身まだまだ大人数を率いてプロジェクト!ということはありませんが….、術の一つとして覚えておきたいスキルです!
「掛け合わせ法」
企画は制限も条件もない「なんでもアリ」で考えるほうがむずかしい。
予算も潤沢、スケジュールも余裕、テーマも自由、あなたの好きにしていいですよ
と言われたら、多くの企画者が途方に暮れる。
だから企画を考えるときはあえて条件をつけて、自分の脳を締めつけよう。
企画は圧をかけたところから飛び出てくるものなのだ。
条件をつけたうえで発想する方法として「掛け合わせ法」がある。
これの詳しいやり方は長くなってしまうのでぜひ本書を見ていただければと思います。m(__)m
この掛け合わせ法、個人的に仕事ですでにやっていたのですが特に条件をつけて一つ決めてしまうということが最も重要なのかなと感じます。
一つ決めることで方向が定まりそこから幅を利かせられるんですよね。
また、様々な0→1もこの掛け合わせから生まれることが多いというのを聞いたことがあります。
新しいものがどんどん注目される現代、うまく掛け合わせて発想を生み出していきたいものです。
インプットし続ける
いまあなたがコツコツ積み重ねている努力は、明日の結果につながらなくても、10年後に効いてくる。
だから、10年後に過去の残りカスにすがった、すっからかんの大人になりたくなければ、サボらずインプットを続けよう。
これは、僕が40半ばのおじさんになったから言えること
とくに40歳を過ぎて、この「蓄積の財産」を実感することが多い
インプットはアウトプットの源で、企画は引き出しの数がモノを言う。
10年後の自分をクリエイターたらしめるのは、今日のインプット。
ここは今回一番印象的なグッとポイントです。何年も先に生きている人が感じていることを今20代の私が知れているこの環境、ありがたいなと感じます。
すぐに芽は出なくともインプットしたものはいつか必ず生きてくる。ここからそう思えたからこそ本やネットでインプットし少しでもブログを続けよう!と感じさせてくれました。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
かーなり長くなってしまったな…と反省しています。それだけ僕自身には魅力的なほんだったんだなと感じます。
もしここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら心からお礼申し上げます。ありがとうございます。
この本を参考にインプットを続けながらちょっと無理をする仕事をして一歩一歩自分のスキルをこれからも磨いていきます。
ではまた。
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